日本には古くから神々をまつるための神棚があり、伝統文化や信仰を象徴する存在として多くの人々に親しまれています。
この記事では、神棚の意義やまつり方のポイントなどを解説しながら、神棚の魅力について探っていきます。
神棚について
神棚とは
伊勢神宮のお神札と、現在居住している地の鎮守神さまや崇敬する神社のお神札をおまつりするところです。
神棚へは日々手を合わせて感謝し、家族の幸福やご加護をお祈りします。
まさに日本古来の特徴であり、美風と言えます。
伊勢神宮のお神札
日本人の総氏神様である天照大御神のお神札で、「神宮大麻」「お伊勢さま」とも呼ばれています。
鎮守神さま
皆さんの住んでいる地域をお守りくださる神様で、産土さま とも呼ばれます。
自分の住んでいる地域の鎮守神社が分からない際は、お近くの神社庁に問い合わせてみて下さい。
崇敬する神社
居住地域に関係なく自分の信仰する特別な神社の事で、いわば【推し神社】です。
神棚の意義
誰しも生活のベースは家庭や家族にありますが、その家族の精神的な支えになるのが神棚です。
神社が地域の発展と安泰を祈る拠り所であるように、神棚は家庭の発展と安泰を願う拠り所になっています。
神棚はどこで購入するか
神棚は神社や神具専門店、ホームセンターで購入できます。
ネットでも購入でき、最近はモダンなデザインの神棚も扱われています。
ただ最初に神棚の事を色々知りたいのであれば、神社で受ける際に神職の方に聞くのが間違いないでしょう。
神棚をまつる場所や方位について
神棚をまつる場所
場所については以下のポイントを心がけましょう。
- 明るく清潔な部屋にまつる
- 家族がいつも団らんできる部屋にまつる
- 見下すことのないような高さにまつる
- 神棚の下を人が頻繫に通るところは避ける
- トイレの隣は避ける
2階建ての住宅の場合、神棚の真上に次の場所がこないように注意しましょう。
- 廊下
- 浴室
- 洗面所
- トイレ
また、神棚の真上が部屋の場合はタンス等を置いて神棚を踏まないようにすると良いでしょう。
神棚をまつる方位
神棚をまつる向きは、朝日や日中の陽の光があたる向きが良いとされています。
具体的には、南向き・東南向き・東向きです。
ただ、住宅事情によっては難しいこともあると思いますが、北向きや西向きが必ずしも縁起が悪いわけではありません。
まつる場所も含めて各住宅の条件下で、できる範囲でおまつりできれば良いでしょう。
まとめ
ここまで神棚の意義やまつり方のポイントについて書いてきました。
わが家でも神棚をまつる際に注意点などを神職の方に伺いましたが、一番大事なのは神様に日々お参りし敬う気持ちだとおっしゃっていました。
僕は毎朝、家族が1日無事に過ごせるようお参りし、夕方は家族が無事に過ごせた感謝の気持ちでお参りしています。
お参りするようになってから、朝は清々しい気持ちで1日が始まり、夕方は仕事モードからスッと気持ちを切り替えられています。
皆さんも各家庭のできる範囲で神棚をおまつりし、お参りしてみてはいかがでしょうか。
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